日本酒にしよう|ここだけの一般流通なし限定酒が日本酒のサブスクとして定期便で登場

旅行先での楽しみといえば、現地のおいしいものを食べながら地酒を飲むこと。しかし、仕事で忙しくなかなか旅行に行けない人も多いのではないでしょうか。そこでおすすめなのが日本酒のサブスク。今回ご紹介するのは「日本酒にしよう」という日本酒サブスクです。

この記事では「日本酒にしよう」の特徴や日本酒の種類、料金、メリットやデメリットに関する情報をまとめています。日本酒サブスクを検討している方は最後までご覧になって参考にしてください。

目次

日本酒にしようはどんな日本酒のサブスク?

ネーミングが独特な「日本酒にしよう」というサブスクサービス。果たしてどのようなサブスクなのか、まずは日本酒にしようの運営会社やサービスの概要をご紹介します。

日本酒にしようの運営会社

日本酒にしようの運営会社は、「株式会社日本酒にしよう」です。株式会社日本酒にしようの代表取締役CEOを務める高岡麻彩さんは、大学卒業後、楽天に入社し、6年間在籍。その後趣味のお菓子作りが高じておもてなしスイーツ協会を立ち上げたのち、日本酒に出会います。

高岡さんは利酒師、調理師の資格を取得し、日本酒の可能性を模索。2021年に代表取締役CEOとなると、芸能人としての顔を持つ高岡さん自らが普及に努めており、日本酒サブスクを通じて、日本酒の素晴らしさを伝えていく活動に尽力しています。

日本酒にしようのサービス概要

「日本酒にしよう」は、毎月しぼりたての日本酒が届くサービスです。もろみを酒と粕に分けて間もない状態がしぼりたての状態であり、日本酒になりたてのタイミングで自宅に届くのが日本酒にしようの特徴です。いわば酒蔵で日本酒を試飲するような体験が自宅で行えます。

また日本酒を味わうほか、日本酒を通じて生産者や地域、同じ日本酒好きの人たちと出会う場が提供されるだけでなく、酒蔵ツアーや蔵元のインタビューなど、日本酒を通じたふれあい、出会いまでをも楽しめるのが他のサブスクにはない「日本酒にしよう」の特色と言えます。

日本酒にしようの特徴

しぼりたての日本酒だけでなく、日本酒を通じたふれあいも行える日本酒サブスクの日本酒にしようですが、これを含め、まだまだ特徴があります。その特徴、おすすめポイントは以下の通りです。

特徴とおすすめポイント
  • 市場に出回っていないお酒が届く
  • ラベルは芸術的
  • 蔵元からダイレクトに届く
  • 同封の小冊子で日本酒の醍醐味が理解できる

ここからは、日本酒にしようの特徴を詳しくご紹介します。

市場に出回っていないお酒が届く

日本酒にしようでは、全国にある酒蔵と連携して、日本酒の新たな一面を感じられるような日本酒が毎月サブスクとして届きます。そのため、鮮度重視で考えられており、しぼりたてや生酒といったものがメインになります。市場で出回っているお酒が届くことはなく、市場では手に入らないお酒が届くのが日本酒にしようの大きなストロングポイントです。

他の日本酒サブスクの場合、それぞれの蔵元で販売されている日本酒を厳選して、それをサブスクとして提供するのが一般的ですが、日本酒にしようの場合は、出来立ての日本酒を届けるようなイメージです。本来であれば現地でないと体感できない日本酒の試飲を、自宅に居ながら簡単にできるようなものです。

ラベルが芸術的

日本酒にしようで届けられる日本酒のラベルは、1つ1つが芸術性が高く、ラベルの美しさだけで十分に価値があります。このラベルは毎月様々なアーティストが担当しており、季節に合わせたラベルが作られています。

2022年2月のラベルを担当したアルコールインクアーティストの松川愛さんは、2月がバレンタインということで、愛に関したテーマを設け、そこからイマジネーションをかき立ててラベルを完成させました。とても芸術性が高いほか、日本酒の価値を高めます。

2022年2月に届けられた、石川県にある数馬酒造で作られた「竹葉」は冷酒にしてワイングラスで飲むことをおすすめされており、先鋭的なラベルと相まって、日本酒の新たな可能性を感じさせます。

蔵元からダイレクトに届く

一般的な日本酒の流通ルートは、蔵元から問屋にわたり、そこから酒屋などの小売店に卸されて、一般の消費者が購入するという流れになります。いくつかのポイントを経由することもあって、蔵元から消費者までに日本酒が届く日数はそれなりにかかり、数週間かかることも珍しくありません。その間、日本酒の鮮度は落ちてしまい、現地の酒蔵で試飲した際に感じられるものがなくなっていきます。

日本酒にしようの場合は、蔵元からダイレクトにサブスクの利用者に日本酒が届きます。その日数は発送から1日から3日程度なので、できる限りフレッシュな状態で日本酒を飲むことができます。これは申し込みのタイミングにも反映されており、毎月15日までに申し込みを終えれば、その月の20日頃に発送が行われます。

同封の小冊子で日本酒の醍醐味が理解できる

日本酒にしようでは、毎月届けられる日本酒と一緒に、小冊子が同封されています。この小冊子はその月の日本酒を製造した酒蔵に関する紹介はもちろんのこと、日本酒に関するよもやま話、日本酒にぴったりの料理など、日本酒のことをより理解でき、よりおいしく堪能していくための情報が詳しく掲載されています。

全編オールカラーで酒蔵の様子や実際に作っている風景などが紹介されており、どのように飲めばいいかも書かれているので、最高の状態で飲むことができます。いい日本酒を買ってきても何が一番いい飲み方なのかがわからず、もったいない飲み方をしてしまう人がいますが、この小冊子があれば、酒蔵の人たちがおすすめする飲み方でおいしく飲みつつ、その日本酒にぴったりの肴と一緒に堪能できます。

日本酒にしようで届く日本酒の種類

日本酒サブスク「日本酒にしよう」では、毎月厳選された日本酒が届きます。この日本酒は全国の酒蔵の中から、利き酒師を中心とした選考委員が話し合いによって決めており、日本酒のプロが選ぶ珠玉の1銘柄が自宅に届く形です。

2022年8月に届いたのが福島県二本松市にある人気酒造の「人気一」。この人気一を日本酒にしようとコラボを行い、「恋夏 – KOINATSU -」として限定販売しました。炭酸ガスを封入したスパークリング日本酒という形で食前酒的に飲むことができ、より気軽に飲むことができるようになっています。

これまでに配送された日本酒
  • せんきん(せんきん・栃木県さくら市)
  • 二兎(丸石醸造・愛知県岡崎市)
  • 龍勢(藤井酒造・広島県竹原市)
  • 刈穂(刈穂酒造・秋田県大仙市)
  • 一生幸福(鈴木酒造店・福島県浪江町)

「一生幸福」という銘柄を持つ鈴木酒造店は、東日本大震災で酒蔵をすべて失う悲劇に見舞われるも、手元に残っていた麹菌から山形県で酒造りを再開させ、2021年に浪江町に帰還。一生幸福をベースにした「なつたより」は2021年8月に届いた日本酒で、様々な思いが込められています。

日本酒にしようの料金プラン

日本酒にしようの料金プランは主に3つ用意されています。しぼりたての日本酒が毎月1本届く「1本コース」、毎日飲むために2本届く「2本コース」、火入れと生しぼりの2種類が届く「飲み比べコース」の3種類です。

ここからは3種類の料金プランについてご紹介します。

料金3,990円(税込)
セット内容日本酒 720ml x 1本、小冊子
送料無料
1本コース

1本コースでは、利き酒師などの選考委員が厳選した日本酒が1本届きます。小冊子を見ながら日本酒の歴史を知りつつ、その日本酒に合った料理を食べながら嗜むことができるようになっています。

料金6,600円(税込)
セット内容日本酒 720ml x 2本、小冊子
送料無料
2本コース

1本コースと2本コースの違いは、本数の違いだけです。そのため、別々の銘柄が1本ずつ届くわけではなく、同じ銘柄の日本酒が2本届きます。しぼりたての日本酒をより味わいたい場合におすすめです。

料金5,800円(税込)
セット内容日本酒 720ml x 2本、小冊子
送料無料
飲み比べコース

飲み比べコースは、1本コースや2本コースで届くしぼりたての日本酒の他に、火入れを行った日本酒を入れており、生しぼりと火入れでどれだけ異なるかを飲み比べることができます。生しぼりは熱処理を全くしないで生のままで飲める日本酒、火入れは熱処理をして長く飲めるようにした日本酒です。

生しぼりは果物や野菜を生で食べて、素材の味を楽しむような形ですが、火入れの場合は、火をかけて別の風味・味わいを楽しむ形です。どちらも日本酒としておいしく飲める一方、熱処理をするだけでどれだけ味が変わるのか、日本酒の醍醐味を知ることができます。

日本酒にしようのメリット・デメリット

ここからは日本酒サブスク「日本酒にしよう」のメリット・デメリットについて解説します。いい部分と悪い部分、両方を知ることでサービスに対する理解度がより深まりやすくなります。

メリット

まず最初に「日本酒にしよう」のメリットについて解説します。今回取り上げるメリットはこちらです。

メリット
  • バリエーションに富んだ日本酒が飲める
  • 2本コースの方がお買い得
  • 会員限定のイベントが充実している

バリエーションに富んだ日本酒が飲める

日本酒にしようでは、毎月全国各地の日本酒を飲むことができ、1つ1つがすべて出来立てなので、鮮度のいい日本酒が飲めます。生しぼりや火入れといった異なる製造工程で同じ日本酒を堪能するコースがある一方、毎月提供される日本酒も時に原酒、時にスパークリングと飽きさせません。

1年の中で製造元が被るケースはあるものの、バリエーションを変えるため、その違いまでも楽しめます。例えば、2022年8月に「恋夏 – KOINATSU -」を提供した人気酒造は、2021年10月に「月とうさぎ」を提供しています。「恋夏 – KOINATSU -」は食前酒としての飲み方がおすすめでしたが、「月とうさぎ」は食中酒。秋の味覚と一緒に嗜むお酒として提供されており、たとえ被ったとしても決して心配する必要はなく、むしろワクワクが出てきます。

2本コースの方がお買い得

日本酒にしようでは、1本コースと2本コースに分けられていますが、同じ銘柄の日本酒を1本もしくは2本で選ぶことができます。1本コースと2本コースでは2本コースの方が1本あたりの値段が安いのがメリットです。1本コースだと税込3,990円なので、1本あたりの値段も3,990円ですが、2本コースであれば税込6,600円なので、1本あたりの値段は3,300円になります。飲み比べコースにすれば税込5,800円なので、1本あたりの値段が2,900円と、3,000円を割り込みます。

日本酒サブスクを利用する人は日本酒が大好きな人がほとんどなので、日本酒を多く飲みたい人もいるはず。その人たちにとって2本コースの方が1本あたりの値段が安くなるというのは朗報と言えるでしょう。お試しで最初は1本コースにし、慣れたら2本コースに切り替えるようなやり方もありでしょう。

会員限定のイベントが充実している

日本酒にしようは日本酒サブスクだけでなく、現時点で日本酒サブスクを利用する会員向けに様々なイベントを開催しています。例えば、日本酒を提供する製造元に足を運び、酒蔵の見学を行うツアーなどが開催されます。そこでも日本酒は飲めるので、より日本酒に対してリスペクトをもって嗜んでいくことができます。

また日本酒にしようでは、会員向けにオンラインレッスンを行っており、日本酒とのペアリング料理を教えて、より日本酒をおいしく味わえるようにしています。ペアリング料理とは、早い話が、毎月提供される日本酒に合う料理のことを指しており、オンラインレッスンで教えを乞うことができます。ただ単にお酒を飲むのではなく、様々な観点から楽しめるようになるので、日本酒に対する愛情が深まるでしょう。

デメリット

次は「日本酒にしよう」のデメリットについてです。主なデメリットを3つご紹介します。

デメリット
  • 割高感を感じる
  • 少し量が物足りない
  • 入会のタイミングを間違うと1カ月以上待たされる

割高感を感じる

どの日本酒サブスクでも指摘されるのは、割高ではないかという指摘です。一番安いコースで日本酒720ml1本3990円のコースなので、日本酒にそれだけの金額を使わないといけないのかと思う人からすると割高に感じるのは仕方ないかもしれません。しかし、1つ1つピックアップしていくと実際はそれほど割高とはいえません。

例えば、日本酒にしようでよく登場する人気酒造では、720mlの日本酒1本の値段はだいたい1,500円程度です。送料がだいたい900円程度とすると、これで2,400円程度になります。注目したいのは、「日本酒にしよう」で送られてくるのは日本酒にしよう限定の日本酒であること。このプレミアは大きく、3,990円という値段設定でも決して高いわけではなく、むしろプレミアなお酒が飲める貴重体験に支払う対価としては安いかもしれません。

少し量が物足りない

お酒が好きな人は結構飲める人が多く、飲めるだけ飲んでしまう人も少なくありません。特に日本酒の場合、料理と一緒に嗜むことで思っている以上に飲んでしまうことがあります。日本酒にしようで送られてくるのは1本720mlなので、1日1合程度にとどめたとしても4日で飲みきってしまう計算です。このように考えると確かに量が物足りないと感じる人も出てくるでしょう。

しかし、日本酒にしようで送られてくる日本酒は店頭に並んでいない限定品です。普段と同じように飲むと限定品のありがたみがありません。味わいながら飲むことで日本酒のおいしさをより感じ取ることができます。ですので、味わうことをメインに考え、週に1回「自分へのご褒美」として日本酒にしようから送られてきた日本酒を嗜むのも1つのやり方です。

また2本コースもあるので、週1回2合ずつ飲むようにすれば、特別感もありつつ、満足しやすくなるでしょう。浴びるように飲んでも健康には良くなく、適量だからこそそのありがたみがわかるので、この機会に適量で楽しむことを覚えていくとより日本酒との接し方がいいものになるでしょう。

入会のタイミングを間違うと1カ月以上待たされる

日本酒にしようでは、毎月20日頃に蔵元から直接日本酒が届きます。15日までに申し込みを行えば、20日頃に配送してもらえますが、15日を過ぎてしまうと原則翌月の20日以降となります。そのため、タイミング次第では1カ月以上待たされることになるため、タイミングをしっかりと確かめておかないと1か月間おあずけのような状態です。

しかし、このシステムは日本酒サブスクはもちろん、毎月の定期便を行うサブスクサービスであればどこでも発生しうる問題であり、日本酒にしよう特有のデメリットというよりかは、サブスクサービス全体のデメリットと言えます。

また16日以降でも当月配送になる例外があり、株式会社日本酒にしようが行うイベントで申し込みを行った場合、当月配送になる場合があります。すべてのケースで翌月になるわけではありませんが、できるだけ15日までに申し込みを済ませることがおすすめです。

日本酒にしようの口コミと評判

よくある質問

配送のタイミングは?

発送日は毎月20日頃で、15日までに申し込めば、その月の20日頃に届きます。15日を過ぎた申し込みは、原則翌月20日頃に届く予定です。

支払い方法には何がありますか?

クレジットカードと代金引換の2種類です。クレジットカードはVISA / JCB / MASTER / AMEXがご利用いただけます。

クレジットカード決済のタイミングは?

毎月5日頃に引き落としが行われます。6日以降に申し込みを行い、その月に配送が行われる場合は申し込みのタイミングで決済が行われます。

解約はいつまでにすればいい?

解約はその月の5日までに行えば、その月の配送から解約が成立します。解約した場合、その旨のメールが送られます。

返品は可能?

お客様都合による返品は行っていません。商品に何らかの問題があった場合、誤配送などの場合は返品や交換を受け付けており、商品到着7日以内にお問い合わせをしてください。

海外に届けることは可能?

配送先は日本国内に限られており、海外に届けることはできません。

領収書は発行できる?

クレジットカード決済の場合は「ご利用明細書」、代金引換の場合は「送り状の控え」が領収書代わりとなるため、日本酒にしようで領収書の発行は行いません。

代金引換からクレジットカード払いにする場合、何をすればいい?

クレジットカード払いへの切り替えをする場合、新規で注文を行っていただきます。クレジットカードの決済日の5日までに切り替えられれば、その月から利用できます。

クレジットカードの明細はどんな名義で表記される?

明細では「日本酒にしようプロジェクト」で表記されます。

日本酒の配送業者は?

ヤマト運輸が基本的にクール便で届けます。

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